寝起きの口臭はあまりにも強烈なので、自分のニオイであっても悶絶するほど不快ですよね。
隣で寝ている家族にさえ気を使うほど臭い
お友達とお泊りなんてもってのほか
寝起きのツバを飲み込むのも気持ち悪い
そんな風に感じていませんか?
実際、一人暮らしであればそれほど気にする問題ではありませんが、誰かと朝を迎えるのであれば、寝起きの口臭は是が非でも解決させたい問題ですよね。
特に、恋人やパートナーが隣で寝ている場合は、おはようのスキンシップなんてもってのほか。
臭いと思われないか、気が気でなりません。
しかし、この寝起きの口臭、ひどいのはあなただけではありませんよ。
はっきり言って、寝起きはみんな臭いんですから。
この記事では、
- 寝起きの口臭が臭い理由
- 寝起きのニオイを軽減させる方法
- 寝る前に習慣化したい一杯のお水の話
などについて解説していきます。
寝起きの口臭が臭い理由
私たちは日中、絶えることなく唾液を分泌しています。
唾液には
- 消化を促す
- 口内の細菌の繁殖を抑える
- 虫歯を予防する
- 口臭の発生を抑える
という働きがあります。
そのため、唾液がたくさん分泌されている日中は、口内が清潔に保たれ口臭が発生しにくいのです。
しかし、
そのせいで口内の自浄作用が働かなくなり、細菌が大繁殖しはじめます。
繁殖した細菌は、口臭の原因となる揮発性硫黄化合物を増やし、口の中を臭いニオイでいっぱいにするのです。
これが寝起きの口臭がキツイ理由です。
寝起きの口内は細菌まみれ、必ずうがいを
寝ている間に口内で増殖した細菌は、起きた直後、
と同じくらいの細菌量となっているそうです。
その状態でそのままツバを飲み込んだり、朝ごはんを食べているとしたら・・・
考えただけでも恐ろしいですね。
ですので、
水でゆすぐだけでも、口内の細菌は激減します。
可能であれば、その流れで歯磨きをするともっと気持ちよく朝ごはんが食べられますね。
寝起きのニオイを軽減させる方法
寝起きの口臭対策には、寝る前のケアが必要不可欠です。
以下の3点に取り組み、朝の口臭を減らしていきましょう。
- しっかり歯磨き
- 舌の汚れも落とす
- デンタルリンス
1:しっかり歯磨き
歯磨きは基本中の基本ですね。
しかし、念入りさが重要です。
シャカシャカと1分くらいで済ませていませんか?
- 歯、一本一本丁寧に
- 歯間に詰まった歯垢もフロスで落とす
- 歯茎も弱らないようにやさしくマッサージする
不十分な歯磨きで食べかすや歯垢が口内に残っていると、細菌により分解され発酵し、よりいっそう口臭がひどくなります。
虫歯のもとにもなりますので、念入りに頑張りましょう。
2:舌の汚れも落とす
舌苔(ぜったい)と呼ばれる舌の汚れは、放置すると口臭の元になりますので、やさしく落としましょう。
歯ブラシでも良いですが、専用の舌ブラシがありますので活用してください。
くれぐれも力の入れすぎはダメですよ。
舌の表面に傷がつくと、粘膜がはがれて乾燥しやすくなり、細菌の増殖を招くので気をつけてくださいね。
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3:デンタルリンス
リステインやモンダミンなどで口内の細菌を少しでも減らしておきましょう。
ある調べによると、就寝3時間後の口内の細菌は1億倍にも増殖するらしいです。
ですので、はじめの数を減らして細菌の増殖を少しでも減らしていきましょう。
これらをしっかり行うことで、口内の細菌が減りますので翌朝の口臭もかなり改善されるはずです。
さらにもうひとつ、ぜひ習慣化してほしいある行動があります。
それが次に紹介する「寝る前コップ一杯のお水」です。
寝る前にコップ一杯の水を飲んで劇的改善
就寝中は500mlほどの水分が、寝汗や呼気として失われていきます。
体の水分量が減ると脱水状態となり熱中症になりやすかったり、血液がドロドロになり血栓ができやすいなどいいことがありません。
さらに、唾液の分泌も減るため口の中もカラカラに。
それを予防するには
ことです。
たったこれだけで、口内が過度に乾燥するのを防いで、細菌の繁殖も最小限に抑えることができます。
このひと手間で起床時の口臭はだいぶ改善されるはずです。
就寝中のトイレが心配、という方は口の中をうるおすだけでも大丈夫。
30秒ほど口にお水を含んで、あとは吐き出してくださいね。
朝の口臭をなくすのは100%不可能
どんなに就寝前の歯磨きやデンタルリンスを頑張っても、口内の細菌はゼロにはなりません。
残った細菌たちがせっせと増殖し、ニオイを発生させます。
これは、どんなに美しい女優さんも、どんなにかっこいい俳優さんも同じです。
憧れのミュージシャンだって、臭い息で朝を迎えているんです。
そう考えると、少し気が楽になりませんか。
友達やパートナーと泊まりに行って、どうしても寝起きの口臭が気になるなら、誰よりも早く起きて、うがいや歯磨きをして解決させましょう。
朝ごはんは必ず食べましょう
朝ごはんを食べる習慣がない人でも、寝起きの口臭のまま学校や仕事へは行かないと思います。
必ず歯磨きはしますよね。
しかし、しっかり歯磨きをしたはずなのに、不思議なことに口臭がもりもり復活してきませんか。
その理由は、朝ごはんを食べていないからなんです。
朝ごはんを食べるメリット
噛むという行為は脳に刺激を与え、自律神経を活性化させサラサラ唾液の分泌を促します。
つまり、朝ごはんを食べることで唾液の分泌を促すことができるのです。
唾液は口内の細菌を殺菌したり、繁殖を抑える働きがあるので口臭予防に効果的です。
忙しい朝でも積極的に朝ごはんをとるようにしたいですね。
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まとめ
寝起きは誰でも口臭がきついものです。
朝起きて口が臭くない人はいません。
しかし、寝る前に
- 隅々まで歯磨きをする(歯間も忘れずに)
- 舌磨きもする(やさしく)
- デンタルリンスで口をゆすぐ
をしっかり行えば、寝起きの口臭は最小限に抑えることができます。
さらに、
このひと手間を加えることで、翌朝の口臭を劇的に改善させることができます。
寝起きの口臭はみんな臭いので、あまり深刻に考えず、できることから取り組んでみてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。