突然ですが、ウンチのニオイは好きですか?
他人のウンチは問題外ですが、自分のウンチのニオイって臭くても不思議と嫌な気分にはならないですよね。
そんなウンチのニオイについて、今回はお話したいと思います。
ジャスミンの香りはウンチと似ている?
よく、ウンチのニオイは薄めると、お花の香りに似ていると言われます。
それもそのはずで、ウンチのニオイを構成している成分が、ジャスミンやオレンジなどのお花にも含まれているんです。
私たち人間は肉や魚などのタンパク質を食べると、体の中で分解するときに、アンモニアや硫化水素、アセトアルデヒドなどとともに、インドールとスカトールという成分を産生します。
このインドールとスカトールこそが、ウンチのニオイを構成している主成分であり、ジャスミンやオレンジの花にも含まれる香り成分なのです。
同じ成分が入っているから、なんとなく似たニオイに感じるのもおかしいことではないんですね。
ウンチのニオイは薄めたらジャスミンの香りになる?
ウンチのニオイを薄めても、ジャスミンの香りにはなりません。
トイレに入って、薄くなった便の香りを嗅いでも、ジャスミンの香りはしませんから、当然のことですけどね。
ウンチはインドールやスカトール以外にも、様々な成分を含んであの独特のニオイを作り出しているため、単純にウンチのニオイを薄めたからと言って、ジャスミンなどの香りになるわけではありません。
ただし、お花の香りと同成分なので、香水や香料に合成インドールやスカトールは少量ですが、使われることもあるそうですよ。
ちょっと言いすぎですが、ウンチにはまるで天然のアロマ成分が配合されてるみたいですね。
自分のウンチのニオイは、いつまでも嗅いでいられる
トイレにまつわる不思議な話ですが、他人がウンチをした後のトイレには、何が何でも入りたくないものですが、自分のウンチのニオイであれば、全然気になりませんよね。
むしろ、悪臭とわかっていても、嗅げばリラックスできるという不思議なニオイなんです。
ウンチのニオイでリラックス?
ドラマでもよく見る光景ですが、お父さん世代はトイレに新聞を持ち込んで長居するため、家族の反感を買っていますよね。
若者でも、お気に入りの漫画をトイレに持ち込んで読んだり、受験生がいる家庭では、トイレのドアや壁に英単語や数式など覚えるべきことを貼っていたりするものです。
もちろん、ウンチが出るまでの退屈な時間をつぶす目的もあるのでしょうが、これってつまり、トイレ=リラックス空間という証なのではないでしょうか。
ウンチをすると幸福感が増す?
ウンチをした後は脳内で「エンドルフィン」という神経伝達物質が分泌され、幸福感やすっきり感を味わうことができるそうです。
ウンチをした後、気持ちがすっきりするのは、便が出て体が軽くなった以外にも、精神的リラックスの作用が大きいのかもしれませんね。
ちなみに、ある研究家によると、良い香りよりも嫌いな香りを嗅いだ後のほうが、より長くリラックス効果を感じることができるらしいです。
つまり、ウンチをした暁には、脳が幸福感を感じ、その香りにも癒されて、普段よりも数倍集中力や記憶力が増すなんてことになっているのかもしれません。
私たちは本能の部分で、知らず知らずのうちに、ウンチと手を取り合っていたのではないでしょうか。
まとめ
ウンチをすることで脳内には「エンドルフィン」という神経伝達物質が分泌されます。
これにより、排便時に幸福感やすっきり感を味わうことができるのです。
しかし、幸せな気持ちになってリラックスできるからと、トイレ内でスマホをずっといじったり、本を読みこんだりして、長居しすぎないようしてくださいね。
他の人が便意があるのにトイレに入れないと、便秘になってしまうかもしれません。
自分のウンチが終わったら、余韻に浸らず早めに出るように心がけましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。