シャンプーしたばかりの髪の毛はいい香りがするのに、時間が経つにつれてニオイがしなくなりますよね。
そればかりか、家の中で過ごしているときはあまり気にならないのに、外出すると髪の毛が臭く感じることも。
飲食店に入れば、料理の匂いや油の匂いが染みついて、大変なことになりますよね。
どうしてこんなに臭くなるのか?
それは髪の毛が持つ
んです。
この記事では
- 髪の毛が臭くなる原因
- 髪の毛を臭くさせないための対策法
- 臭くなった時の応急処置法
などについて解説していきます。
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髪の毛が臭くなる3つの原因
髪の毛の主成分はケラチンというタンパク質のため、これ自体が臭いニオイをかもし出しているわけではありません。
髪の毛が臭くなるのは
- 頭皮で発生した臭い
- 髪の毛で雑菌が発生させた臭い
- 外気の臭い
これらのニオイが髪の毛に移っていることが原因です。
ひとつずつ見ていきましょう。
1:頭皮で発生したニオイが移っている
頭皮は皮脂の分泌が体の中でナンバーワンに多い場所です。
その皮脂が毛穴に溜まり、酸化することで古臭い油のような皮脂臭を発生させます。
また、汗やフケ、スタイリング剤などの洗い残しなどが雑菌に分解されると、さらにニオイも強くなります。
他にも頭皮からは
- 加齢にともなって発生する加齢臭
- ジアセチルによる納豆のような頭皮臭
などの臭いも発生しています。
詳しくはこちらの記事もご覧ください。
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2:髪の毛で雑菌が発生させた臭いが移っている
髪の毛を洗った後、しっかりドライヤーで乾かしていますか?
● 面倒臭いから自然乾燥だよ
● ドライヤーで先っぽだけは乾かしてるよ
そんな人は要注意です。
洗濯物の生乾き臭をイメージしてください。
梅雨時や部屋干しの洗濯物はなかなか乾かなくて、ぞうきんのような生乾き臭をかもし出しますよね。
あれは、湿った状態が続くことで雑菌が繁殖して、不快臭を発生させているためです。
しっかりドライヤーで乾かしていない髪の毛は、洗濯物同様、生乾き臭が髪の毛からするようになるんですよ。
3:外気の臭いが移っている
空気中の臭いも髪の毛には移ります。
例えば、タバコ、車の排気ガス、飲食店のニオイなどです。
これらのニオイが髪の毛に移り色々な臭いが合わさることで、髪の毛自体を臭く感じやすくなります。
さらに髪の毛には臭いを倍増させる性質があるんです。
それを次の章で見ていきましょう。
髪の毛にはニオイを倍増させる性質がある
前章の3つの原因により、髪の毛は臭くなるのですが、髪の毛自体にニオイを強くさせる性質があるんです。
それがこちらの2つ
- ニオイを吸着させる
- ニオイを拡散させる
ひとつずつ見ていきましょう。
ニオイを吸着させる性質
髪の毛の表面には無数の小さい穴があり、そこにニオイ分子が吸着し溜めこまれます。
そのため、自分の頭皮臭をはじめ、タバコや排気ガス、飲食店のニオイが髪の毛に移って臭くなってしまうのです。
ニオイを拡散させる性質
ニオイの分子は表面積の大きいところに吸収されやすい性質があります。
女性のロングヘアーはその表面積を合計すると、なんと体表にも匹敵するほどの広さがあるらしいのです。
そこにニオイが集められて、凝縮された状態に。
髪の毛をなびかせたり振り返るだけで、そのニオイ分子は空気中に放たれ一気に拡散されてしまいます。
傷んだ髪の毛はさらにニオイを吸着する
傷んだ髪の毛の表面はキューティクルがはがれており、ボロボロ状態。
それはニオイ分子がくっつきやすい状態であり、一層ニオイを背負い込むことに。
タバコを吸うと、お肌だけでなく髪の毛もパサパサになり質が悪くなります。
喫煙所に入った女性がいつまでもタバコ臭いのは、傷んだ髪の毛にニオイ分子をたっぷりため込み、さらに拡散しているからなんです。
風にあたると髪の毛が臭くなる理由
家の中にいると何も感じなかったのに、外に出て風にあたると髪の毛を臭く感じることってありませんか?
あれは
- 家の中では嗅覚が鈍化している
- 風になびくことで静電気が発生している
- 外気の臭いを髪の毛が吸着している
ことが原因ではないかと私は考えています。
家の中では嗅覚が鈍化している
他人のおうちに行くと玄関に入った瞬間、独特のニオイを感じるけれども自分の家では何も感じない、というのはあるあるですね。
あれは、ずっと嗅いでいるニオイに対して嗅覚が鈍感になっているから起こる現象です。
家の中にずっといると髪の毛にも家の臭いが吸着されているはずですが、同じニオイ空間にいるため、そのニオイ自体に気づいていないのです。
「家の中では臭くなかったのに」と感じていても、実は家の中でも臭っている可能性は大いにあるでしょう。
風になびくことで静電気が発生している
外に出ると風が吹いていますので、髪の毛がなびきます。
自転車に乗っていたり、強風の日だとなおさら髪の毛は暴れますよね。
その時に髪の毛で発生するのが、静電気です。
静電気が起こることで髪の毛に寄ってくるのが、空気中のホコリや雑菌。
これらがたくさん髪の毛に付着することで、ニオイの元になっているとも考えられます。
外気の臭いを髪の毛が吸着している
前述したとおり、髪の毛はニオイを吸着しやすい性質をしています。
外気は排気ガスやタバコの臭い、チリやホコリなどで意外と臭っています。
それらのニオイが髪の毛に吸着することで、髪の毛を臭く感じるのです。
また、髪の毛がなびいて静電気が発生していることも、ニオイを吸着させる力を増強させています。
これらの3つの原因が重なって、
家の中では臭くなかったのに、外に出ると髪の毛が臭くなる
という現象を引き起こしているのではないでしょうか。
髪の毛を臭くさせないための対策3選
髪の毛が臭くなる理由のひとつは、頭皮や髪の毛で発生したニオイが髪の毛につくことです。
まずは、頭皮や髪の毛自体からニオイが発生しない対策をとりましょう。
対策はこちらの3つ
- 頭皮をしっかり洗う
- 清潔なタオルでやさしく拭く
- 生乾き状態を作らない
ひとつずつ見ていきましょう。
1:頭皮をしっかり洗う
皮脂や汚れ、シャンプー成分、スタイリング剤が残されていると、雑菌のエサになり頭皮臭を発生させます。
その頭皮臭はそのまま髪の毛にも移ってニオイを拡散させますので、頭皮をしっかり洗うことは最優先にやるべきです。
汚れをしっかり落とす洗い方のポイントは
徹底的に予洗いをすること
そうすれば、そのあとのシャンプー剤は残された2割の汚れを落とすことに全力投球できますので、泡立ちが格段に良くなります。
結果、
・汚れ落ちUP
・もこもこ泡で髪の毛同士の摩擦が少なくなる
という相乗効果で髪の毛が傷むことも予防できます。
洗い方のコツはこちらの記事をご参照ください。
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皮脂の取りすぎに要注意
乾燥することで皮脂の過剰分泌につながり、さらにニオイが強くなるので要注意です。
食べるものにも気をつけよう
肉や揚げ物などの脂質の多い食事を好んで食べていると、皮脂の分泌も激しくなります。
皮脂の分泌を抑える働きがあるビタミンB2やビタミンCを積極的に取り入れて、バランスの良い食生活を心がけましょう。
ビタミンB2を多く含む食品
ビタミンCを多く含む食品
2:清潔なタオルでやさしく拭く
シャンプーをした後は、できる限りタオルで水気を拭いてあげましょう。
タオルドライのポイントは
- 清潔なタオルを使うこと
- やさしく拭くこと
です。
洗濯後、生乾きの状態が長く続いたタオルは、それ自体に雑菌が繁殖している場合があります。
タオルから発生している生乾き臭が髪の毛に移ったり、雑菌も移動してきて生乾き臭をさらに発生させてしまいます。
タオルドライは清潔なタオルで行いましょう。
お風呂上りに体や髪の毛を拭きながら、 あれ?なんか…ぞうきん臭いぞ と思ったことはありませんか? きれいになったはずなのに、どうして自分からぞうきん臭いニオイがするんでしょう。 […]
また、ゴシゴシこすらず、やさしく拭いてください。
濡れた状態の髪の毛はキューティクルが開いており、傷つきやすい状態です。
その状態でゴシゴシ拭くと、キューティクルが欠け、凸凹が生じます。
そうなると、外部からの悪臭も吸着しやすい髪の毛になりますので、タオルドライの際はやさしく押さえるように拭いてあげてくださいね。
3:生乾き状態を作らない
濡れたままの髪の毛は
- 雑菌が繁殖しやすい
- ニオイを吸収しやすい
状態です。
髪の毛が濡れた状態だと、頭皮からの体温で蒸され、雑菌が好む高温多湿の環境ができあがります。
つまり、雑菌が増殖し、嫌なニオイを発生させることにつながるのです。
また、濡れた髪の毛はニオイを吸収しやすい性質を持っています。
シャンプーの後はドライヤーで必ず完全に乾かし、生乾きの状態を作らないようにしましょう。
ドライヤーの温度が高すぎると、髪の毛を傷つけるだけでなく、頭皮も軽いやけど状態となります。
フケを発生させるなどの炎症につながりますので、ぬるいくらいの風で乾かしてください。
以上3点を意識して、頭皮や髪の毛自体からニオイが発生しないようにしましょう。
髪の毛をニオイから守る対策3選
髪の毛はニオイがつきやすい性質をしていますが、工夫次第でニオイを付きにくくすることもできます。
その方法がこちらの3つ
- トリートメントやヘアクリームで保護する
- 事前にスプレーなどでガードしておく
- 髪の毛を外気にさらさない
ひとつずつ見ていきましょう。
1:トリートメントやヘアクリームで保護する
キューティクルがボロボロの状態だとニオイを吸着しやすいのですが、逆につるつるの髪の毛だとニオイも付きにくく、付いても落としやすくなります。
洗い流さないタイプのトリートメントやヘアクリームを使って、髪の毛表面の凸凹をつるつる滑らかにしてあげましょう。
ただし、油分を多く含んだものは、逆にニオイ成分を吸着しやすくしますので注意が必要です。
毛穴詰まりを起こして、頭皮の皮脂臭を悪化させる原因になりますので、頭皮にはつけないようにしましょう。
2:事前にスプレーなどでガードしておく
事前に髪の毛にスプレーしておくだけで、タバコや飲食店などの強いニオイからガードしてくれる消臭剤を利用するのもいいですね。
出かける前などに、髪の毛にまんべんなく振りかけて、悪臭から髪の毛を守ってあげましょう。
3:髪の毛を外気にさらさない
ニオイを吸着する髪の毛を外気にさらさないのもひとつの手です。
髪の毛を結ばずになびかせている人は、なるべくひとつにまとめましょう。
まとめることでニオイを吸着する髪の毛の表面積が小さくなるので、付着するニオイ成分が少なくなります。
ただし、普通のひとつ結びやポニーテールだと毛の一本一本が空気に触れますので、あまり意味はないかもしれません。
できるだけ、ギュッとひとかたまりになる、お団子ヘアやシニヨンヘアがおススメです。
髪の毛を結べないショートヘアやボブの場合は、帽子をかぶるのもいいですね。
帽子で髪の毛をガードすれば、外気の臭いから守れますよ。
これらの対策をとって髪の毛にニオイが付着するのを防いでいきましょう。
臭くなった時の応急処置法
いくら事前に対策をとったからと言って、強烈なニオイの元ではついてしまうこともありますよね。
しかし、外出先で髪の毛が臭くなると、人の目もあるので気になるものです。
そんなときは、以下の応急処置法で髪の毛のニオイを取りましょう。
- 風でニオイを吹き飛ばす
- ウェットティッシュで拭き取る
- 消臭スプレーを使う
風でニオイを吹き飛ばす
外にいるのでしたら、髪の毛をバサバサさせて表面についたニオイを吹き飛ばしましょう。
誰にも見られたくない場合は、トイレの個室で頭を振り回してもいいかもですね。
ただし、トイレですので他の異臭がある場合は、そのニオイを付着させることにもつながりますので、注意してください。
ウェットティッシュで拭き取る
髪の毛の表面に付着したニオイ分子を濡れたティッシュがキャッチしてくれます。
そのあとは生乾き状態にならないように、ハンカチなどで仕上げ拭きをして乾燥させましょう。
消臭スプレーを使う
髪の毛にも使える消臭スプレーをかけて、ニオイを元から断ち切りましょう。
頭部は顔に近いので、スプレーからの飛沫が目や口に入らないように気を付けてくださいね。
やってはいけないNG行動
くれぐれも、ヘアスプレーやヘアコロンを使って髪の毛のニオイをごまかさないでください。
良い香りで悪臭を上書きしようとしても、そううまくはいきません。
髪の毛には吸着したタバコ臭や揚げ物などのニオイだけでなく、頭皮からの皮脂臭も付着していて、ただでさえ臭い状態です。
そこに、良い香りとはいえ、ヘアスプレーやヘアコロンでニオイを上書きしようとしても、
自分はもとより、周りの人たちにも迷惑になりかねませんので、香りでごまかすのはやめましょう。
まとめ
髪の毛が臭くなるのは
- 頭皮で発生した臭い
- 髪の毛で雑菌が発生させた臭い
- 外気の臭い
が髪の毛の表面に吸着され、拡散されているのが原因でした。
自分の髪の毛や頭皮から発生するニオイだけでなく、世の中にあふれているタバコや排気ガスの悪臭、飲食店のニオイなど、様々なニオイを髪の毛は吸着しています。
それらが複合的に臭うことで、余計に臭く感じるのです。
しかし、ニオイをつけにくくする対策や、ついたニオイを取り除く応急処置法もありますので、髪の毛の臭いで困っている場合は、今回ご紹介した方法を試してみてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。