どうしよ、何か便秘に効くものないかなぁ・・・
実はおにぎりには便秘解消に効果的な秘密が3つあるんです。
体臭・口臭悪化も引き起こす便秘を、おにぎりを食べて解消させていきましょう。
この記事では
- 便秘が体臭と口臭悪化を引き起こす理由
- おにぎりが便秘解消に効果的な理由
- おにぎりを食べるときの注意点
について解説していきます。
便秘が体臭と口臭悪化を引き起こす理由
腸内に便がたまった状態が続くと悪玉菌が増え、腸内でまだ消化されていないタンパク質やアミノ酸が分解されて、腐敗産物を作り出します。
これがいわゆる「うんこくさい」臭いの元となります。
この腐敗産物から発生した悪臭のガスが、便秘になると排出されず腸壁から血液中に吸収されます。
吸収されたガスは体内を循環し、
● 口からは口臭として
放出されるため、体臭・口臭悪化につながるのです。
便秘になっても良いことはないので、手っ取り早くスッキリ出したいですよね。
そこでおすすめなのがおにぎりです。
次はどうしておにぎりが便秘解消に効くのか見ていきましょう。
おにぎりが便秘解消に効く理由
おにぎりが便秘に効く理由はこちらの3つ
- 難消化性デンプン
- 水分がたっぷり
- 油分が少ない
詳しく見ていきましょう。
理由1:難消化性デンプンのおかげ
あったかごはんでも十分に便秘解消の効果は期待できますが、冷えたごはんだとさらに効果が期待できるんです。
それは難消化性デンプンのおかげ。
ごはんが冷えることで、デンプンが「難消化性デンプン」に変化します。
難消化性デンプンはレジスタントスターチとも呼ばれ、食物繊維に似た働きをしてくれるんですよ。
それにより、腸の中をお掃除してくれたり、善玉菌の生育しやすい環境に整えてくれるんです。
理由2:水分がたっぷり
水分不足も便秘の原因のひとつです。
うんちの水分が少なくなると硬くコロコロした状態の便になり、出すのも大変になります。
この状態にならないために水分はうんちに必要不可欠なのですが、いくら水分をたくさん摂ったとしても、それがそのまま尿として出て行ってしまっては元も子とありません。
柔らかいうんちを作るためには水分をきちんと大腸まで届けてあげることが重要なのです。
そこでおにぎりの出番です。
そうするとその水分のおかげで大腸が潤され、柔らかいうんちを作ることができ、するっと出すことができるようになるのです。
ごはんの水分量
つまり100gのごはんには60gの水が含まれていることになります。
理由3:油分が少ない
おにぎり自体には油分がほとんど含まれていません。
それは胃腸への負担が少ないことを意味します。
脂肪分が多いと、消化吸収に時間がかかり、胃腸に負担をかけることになります。
そのため、油分の少ないおにぎりは負担が軽くて済むので、胃腸が軽やかに働いてくれるのです。
これら3つの相乗効果により、おにぎりを食べると便秘解消につながるんですよ。
おにぎりを食べる時の注意点
おにぎりが便秘解消に効果があるからと言って、やみくもに食べていいわけではありません。
気になるのはその
● カロリー
● 塩分
です。
おにぎりをたくさん食べると当たり前ですが、カロリー過多で太りますし、塩分の摂りすぎにもなります。
一般的なおにぎりをローソンさんのホームページを参考に見てみますと、
カロリー | 食塩相当量 | |
日高昆布おにぎり | 173kcal | 1.34g |
熟成紅鮭おにぎり | 172kcal | 1.05g |
明太子おにぎり | 174kcal | 1.37g |
おかかおにぎり | 171kcal | 1.25g |
ツナマヨおにぎり | 235kcal | 1.31g |
梅おにぎり | 169kcal | 1.62g |
(参照元:https://www.lawson.co.jp/recommend/original/rice/)
ちなみに厚生労働省が推奨する成人の塩分摂取量は
女性:6.5g未満/日
となっています。
コンビニおにぎり1個食べるだけでも、かなりの塩分量を摂取することになるので、食べすぎには要注意ですね。
市販のものより手作りを
おにぎりを食べる時のポイントは、市販のものより手作りにすることです。
手作りであれば塩分の調整もできますし、なんなら無塩おにぎりにすることもできます。
そうなると、もはやただの「ごはんの塊」ですが、私はいつもこれです。
ラップにごはんをポンとのせて、そのまま包めば手も汚れません。
味気なさはありますけど、噛めば噛むほどごはんの甘味が感じられておいしいですよ。
温めたら意味がない
ほかほかごはんが好きな方も多いでしょうが、食べる前にレンジでチンしたら意味がありません。
難消化性デンプンは冷えたごはんだからこそ含まれているのです。
温めてしまったら、普通のデンプンに戻っちゃいますので、冷えたままおにぎりは食べて下さいね。
まとめ
おにぎりが便秘解消に効果があるのは
- 難消化性デンプン
- 水分が豊富
- 油分が少なくて胃腸への負担が少ない
これら3つの相乗効果のおかげでした。
便秘が解消されれば、うんこが原因で発生していた体臭や口臭も改善できます。
おにぎりに限らず、冷えたごはんでも効果は変わりませんので、ぜひ温めずに冷たいままお米を食べてみてくださいね。
ただし、コンビニおにぎりなど市販のおにぎりには、思っている以上に塩分が含まれています。
食べ過ぎるとすぐに一日の塩分摂取量に迫りますので、ご注意を。
最後までお読みいただきありがとうございました。