汗をたくさんかく夏は、少しでも快適に過ごしたいため、濡れてもすぐに乾くポリエステル製の速乾性ドライシャツを着たくなりますよね。
ドライシャツであれば、汗をかいてもすぐに乾くので、不快な思いも軽減できます。
そのため、スポーツをするときなどに重宝するものですが、どうしても気になってくるのが、あの独独のニオイです。
「脇からツンとしたスパイシーなニオイがする」
「ワキガじゃないのに、鉛筆みたいなニオイがする」
「ぞうきんみたいな雑菌臭がする」
こんな経験はありませんか?
今回はポリエステル製の速乾性ドライシャツが臭くなりやすい原因と、対処法などについて解説していきます。
ポリエステルの特徴とは
ドライシャツはポリエステルでできていますので、まずはその特徴をメリット・デメリットにわけて見ていきましょう。
ポリエステルのメリット
- 速乾性があり、汗をかいても快適性を保てる
- 耐久性に優れている
- しわがつきにくい
ポリエステルのメリットはなんといっても、速乾性にあるでしょう。
暑い夏や運動をした後でも、すぐに乾くので、濡れたままの衣類を着ているときの不快感がありません。
洗濯後の乾燥も早いため、洗濯物が乾きにくい梅雨時や、洗って短時間で着たい!というときでも、すぐに乾くので重宝します。
また、耐久性があり、しわもつきにくいので、洗濯機でそのまま洗濯しても、型崩れやしわに悩まされることもないのが大きな特長です。
ポリエステルのデメリット
ポリエステルは速乾性がある反面、通気性の悪さや吸湿性の低さがデメリットになります。
これらのデメリットは、ポリエステルの服がニオイをもたらす原因に直結していきますので、次の章で詳しく見ていきましょう。
ポリエステルの服が臭くなる3つの理由
前章で紹介したデメリットが、ポリエステルの服がニオイを発生させる原因となります。
ひとつずつ見ていきましょう。
① 通気性が悪く、吸湿性が低い
ポリエステルは繊維そのものに空間がないため、通気性が悪く、熱がこもりやすい性質をしています。
また、吸湿性とは、空気中の水分である湿気を吸い取る性質のことです。
「吸湿性の低さ」とはつまり、皮膚から出てきた蒸気も吸湿できないため、洋服の内側に熱がこもって蒸れてしまうことを意味するのです。
熱がこもり蒸れた状態が続くと、結果としてニオイも発生しやすい状態になってしまいます。
② ニオイの元になる皮脂汚れが付きやすい
ポリエステルは石油を原料として作られています。
そのため、同じ油分である皮脂汚れやタンパク質となじみが良く、皮脂や垢などの汚れを吸着しやすい性質をしているのです。
これらの汚れは普通の洗剤では落としにくく、繊維に絡みついて蓄積されていきます。
そして最終的に、雑菌によって分解されて、ニオイを発生させるようになるのです。
③ 雑菌が繁殖しやすい
ポリエステルの服は普通の洗濯だけでは、皮脂汚れやタンパク質汚れが残ったままです。
また、汗をかくと通気性と吸湿性の悪さから、蒸れた状態となります。
これらの状態は皮膚常在菌や雑菌にとって、まさにパラダイス!
皮膚常在菌や雑菌は
- 汗でジメジメした環境が大好き
- 皮脂汚れやタンパク質汚れが大好物
つまり、雑菌たちが大繁殖する天国のような環境なんです。
その大繁殖した雑菌は、皮脂などの汚れを食べると、排泄物を出します。
その排泄物こそが、臭いニオイの原因となっているのです。
これら3つのデメリットがうまいこと重なり合って、ポリエステルの服はニオイを発生させやすい仕組みになっているのです。
ポリエステルの服に雑菌が繁殖する理由
ポリエステルの服に限らず言えることですが、洋服が雑菌臭くなるのには共通点があります。
それがこちらの3点です。
ひとつずつ見ていきましょう。
洗い方が雑
たくさん汗をかいて通常より汚れていても、いつも通り洗濯機で洗濯して終わらせていませんか?
それだど、繊維の奥まで入り込んだ皮脂汚れや汗などを、洗い流すことはできません。
結果、繊維の奥に皮脂汚れやタンパク質汚れが蓄積され、ニオイの元になってしまうのです。
しっかり汚れを落とす洗濯方法については次の章で解説していきます。
乾燥が不十分
雑菌は湿った環境が大好きなので、乾燥までに時間がかかればかかるほど繁殖していきます。
また、しっかり乾燥させていないまま着用すると、生乾き特有のニオイを発生させてしまいます。
洗濯後はすぐに、風通しの良い場所で乾かすようにしましょう。
室内干しの場合は、扇風機やサーキュレーターを活用して、空気の流れを作ってあげるのがポイントです。
洗濯後は短時間で、完全に乾燥できるよう工夫しましょう。
洗濯槽が汚れている
皮脂汚れやタンパク質汚れを分解するような機能性洗剤を使ったり、予洗いをして衣類の汚れをしっかり落としていたとしても、洗濯槽が汚れていては、何の意味もありません。
洗濯槽の内側は隠れているため見えませんが、たくさんのカビやヘドロがついた状態なんです。
予洗いなどをするとき、黒カビや茶色いヘドロがたくさんついたオケやバケツに、洗濯物は入れたくないですよね?
しかし、洗濯槽の掃除を定期的にしていない場合は、ヘドロの中で洗濯しているのも同然なんですよ。
そんな洗濯槽の中で洗濯をしているのですから、いくら良い洗剤を使って洗濯をしても、カビやヘドロ水を帯びたまま脱水をして、干すことになるのです。
洗濯槽の掃除をさぼっていた方は、この機会にやっちゃいましょう。
酸素系漂白剤で槽洗浄(縦型洗濯機の場合)
【準備するもの】
酸素系漂白剤500gくらい
40℃くらいのお湯
【やり方】
- 洗濯槽に40℃くらいのお湯をため、酸素系漂白剤を溶かす
- 洗いコースで10分くらい洗濯機を回す
- 電源を切って、そのまま一晩ほど放置
- 洗い→すすぎ2回→脱水 をおこなう
長期にわたって洗濯槽の洗浄をやっていない場合、わかめ状のヘドロがたくさん浮いてきて、衝撃を受けることになります。
定期的に槽洗浄をして、きれいな状態を保つようにしましょう。
ワンポイント
水道代だけでなく、お湯を沸かす際のガス代や電気代も節約になりますよ。
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【ドラム式の洗濯機にはこちらがおススメ】
縦型洗濯機のように一晩放置する必要もなく、20分で完了するらしいので、気楽にできますね。
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ニオイをしっかり落とす洗濯方法
ポリエステルの服についた汚れは、普通に洗濯するだけでは繊維の奥まできれいに落とすことはできません。
皮脂汚れまでしっかり落とす、洗い方のポイントをご紹介します。
ひとつずつ見ていきましょう。
着用後はすぐに洗う
汗や汚れが付いた洋服はその日のうちに洗うのが理想です。
一人暮らしの場合は、洗濯機がいっぱいになるまで溜めたいかもしれませんが、汚れたまま放置すると、雑菌が繁殖し続けてしまいます。
どうしても、朝から洗濯したいという場合は、汚れた洋服だけ部分洗いしておくか、酸素系漂白剤などにつけ置きして、雑菌の繁殖を食い止める措置をとっておきましょう。
弱アルカリ性の力を利用する
汗をかくと酸っぱいニオイがしますが、あれは皮膚常在菌が汗や汚れを分解して出す代謝物が酸性だからなんです。
また、皮脂などの油汚れも酸性の汚れです。
そのため、酸性のニオイや汚れを中和させるためには、弱アルカリ性の力を利用するのが有効なのです。
弱アルカリ性の洗浄剤は、粉末洗剤、重曹、セスキ炭酸ソーダ、酸素系漂白剤がありますので、自宅にあるもの、自分にとって使いやすいものを選ぶといいですよ。
弱アルカリ性の洗剤で洗う
弱アルカリ性の洗剤は油汚れに強く、洗浄力が高いのが特長です。
どこでも購入できる代表的なものは、「アタック」「部屋干しトップ」「ニュービーズ」などの粉末洗剤です。
箱のパッケージの裏側に「弱アルカリ性」の表記があればOKなので確認してみてください。
液体洗剤は同じ銘柄の洗剤でも、除菌や抗菌などの売りにしている機能の違いで、「中性」「弱アルカリ性」「酸性」それぞれあったりします。
- ナノックス:中性
- ニュービーズ:中性
- トップ:弱アルカリ性
- ボールド:弱アルカリ性
- アリエール:弱アルカリ性、酸性
- アタック:中性、弱アルカリ性、酸性(機能性によってすべての種類あり)
(とあるディスカウントストアの陳列棚調べ)
こちらはあくまで、一部の商品で調べたものです。
すべての商品を網羅しているわけではありませんので、参考程度にされてください。
洗濯洗剤における、中性・弱アルカリ性・酸性洗剤の違い
中性洗剤 | 洗浄力は低いが、素材にやさしい |
弱アルカリ性洗剤 | 皮脂汚れなどの酸性の汚れに対する洗浄力は高いが、素材に影響がでやすい(タオルがごわごわになるなど) |
酸性洗剤 | アンモニア臭などのアルカリ性のニオイや汚れに強い |
以上がそれぞれの特長ですが、商品によって様々な成分を配合して、独自で皮脂汚れ除去や抗菌、除菌の能力を付加しているものもありますので、ご自分に合った商品選びを楽しんでくださいね。
重曹につけ置きする
重曹は水に溶かすことで、弱アルカリ性になります。
そのため、重曹水の中に汚れた衣類をつけ置きしておくと、皮脂汚れやタンパク質汚れを落としてくれ、さらに酸性のニオイも除去してくれます。
【用意するもの】
- 重曹(大さじ1杯)
- 50℃くらいのお湯
- 洗面器
【やり方】
- 50℃くらいのお湯に重曹を溶かす(洗面器ひとつにつき大さじ1杯ほど)
- 汚れやニオイの気になるポリエステルの服をつけ込む
- 1時間ほどつけ込んだら、液体ごと洗濯機に入れて、他の洗濯物と一緒に洗濯する
ワンポイント
お湯が熱ければ熱いほど、アルカリ度が強くなりますが、熱すぎるとポリエステルの生地を傷めてしまうので、50℃くらいまでにとどめてくださいね。
セスキ炭酸ソーダにつけ置きする
セスキ炭酸ソーダも弱アルカリ性の洗剤です。
こちらは重曹と違って、水でも簡単に溶けるので、より手軽に使えます。
皮脂汚れやタンパク質汚れを落とすと同時に、酸性のニオイをしっかり除去してくれる優れものです。
【用意するもの】
- セスキ炭酸ソーダ(大さじ1)
- 40℃くらいのお湯
- 洗面器
【やり方】
- 40℃くらいのお湯にセスキ炭酸ソーダを溶かす(洗面器ひとつにつき大さじ1杯ほど)
- 汚れやニオイの気になるポリエステルの服をつけ込む
- 1時間ほどつけ込んだら、液体ごと洗濯機に入れて、他の洗濯物と一緒に洗濯する
ワンポイント
そのため、セスキ炭酸ソーダは水にもよく溶けますが、つけ置きの際は40℃くらいのお湯で溶くことをおススメします。
酸素系漂白剤につけ置きする
粉末状の酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)も弱アルカリ性です。
酸素系漂白剤は40~50℃ほどのお湯に溶かすことで、効果を最大限に発揮して、皮脂汚れやタンパク質汚れをしっかり除去してくれます。
【用意するもの】
- 粉末酸素系漂白剤・・・大さじ1
- 40℃くらいのお湯
- 洗面器
【やり方】
- 40℃くらいのお湯で酸素系漂白剤を溶かす(洗面器ひとつにつき大さじ1杯ほど)
- 汚れやニオイの気になるポリエステルの服をつけ込む
- 1時間ほどつけ込んだら、液体ごと洗濯機に入れて、他の洗濯物と一緒に洗濯する
※ 漂白効果も高いので、色落ちしないか事前に目立たない箇所で確認されることをおススメします。
ワンポイント
皮脂汚れは落とせませんので、ご注意ください。
結局、重曹・セスキ炭酸ソーダ・酸素系漂白剤はどれが一番落ちるの?
3つとも弱アルカリ性ですが、アルカリ度がすべて違います。
pH値は1~14までの14段階に分けられ、7が中性です。
7より上になればなるほどアルカリ度が強くなります。
重曹 | pH8.0~9.0 |
セスキ炭酸ソーダ | pH9.8 |
酸素系漂白剤 | pH10~11 |
つまり、
2位:セスキ炭酸ソーダ
3位:重曹
の順で汚れを落とすということです。
部分洗いでピンポイント除菌
除菌効果のある洗濯石けんで、ニオイの気になる箇所を部分洗いをしましょう。
汗がたくさん出る脇や、生地が厚くなっている首回りなど、ニオイが発生しやすい場所を重点的に洗って除菌しておきます。
おススメの石けんは
【ウタマロ洗濯石けん】
・格安(1個だと送料はかかりますが、150円前後で買える安さです)
・1個あたり133gで長持ちする ・弱アルカリ性 |
ユニフォームや靴下の泥汚れやYシャツの襟汚れに強いイメージですが、除菌・消臭効果も持ち合わせているため、衣類についたワキガ臭や雑菌臭、皮脂臭、ついでに加齢臭なんかもしっかり除去してくれます。
干している間も乾いた後も、びっくりするくらい雑菌臭さが消えていて、ウタマロ石けんのほのかな香りで気分もすっきりしましたよ。
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【ブルースティック】
・1850円(送料込み3本セット、楽天市場2024年4月現在)
・1本だと999円(送料込み)なので、割高 ・1本あたり150g 棒状で使いやすい ・弱アルカリ性 |
「ウタマロ石けんでも落ちなかった汚れが落ちた」「ウタマロよりも強力」という口コミが目立つ石けんで、相当洗浄力は強いようです。
除菌剤と油汚れに強いケイ酸塩を配合しているので、衣類についた嫌なニオイもウタマロ以上に落としてくれることが期待できます。
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プリント加工のものは裏返す
ポリエステルの上にプリント加工されているものは、そのまま洗濯機へ入れてもプリントの裏側が不十分にしか洗えません。
そのため、裏返して洗濯機に入れることが、しっかり洗うためのポイントです。
また、プリント加工がはげるのを防ぐためにも、洗濯ネットに入れることをお忘れなく。
それ以外のポイント3選
「すすぎ1回でOK」とうたっている商品でも、汚れや洗剤カスが残りがちになりますので、2回はすすぐようにしましょう。
その際、最後のすすぎはお風呂の残り湯は使用せず、きれいな水を使うようにしてください。
乾燥に時間がかかればかかるほど、雑菌の活動時間を長くして繁殖を促してしまいます。
日中であれば、屋外の風通しの良い場所に干しましょう。
天気の悪い日や花粉の気になる時期の部屋干し時は、湿気がこもりがちになります。
扇風機やサーキュレーターで風を送りながら、可能であれば除湿器で室内の水分を吸い取ってあげましょう。
綿の衣類などは、熱湯によって雑菌を死滅させることはできますが、ポリエステルは熱湯に浸けてはいけません。
ポリエステルは石油を原料に作られているため、熱湯につけると縮んだり、しわしわになってしまう恐れがありますので、決して熱湯に浸けないでください。
ニオイを発生させないための対策法5選
ポリエステルの服に直接汗が付くと、雑菌が繁殖しやすくニオイの元となります。
また、生地に潜んでいた雑菌も、汗という水分を得た瞬間、動きが活発化して、ニオイが復活する「ニオイ戻り」を起こすこともあります。
ニオイの発生やニオイ戻りを防ぐためには、服に汗が付かないようにガードするのがポイントです。
また、汗がついてもニオイが発生しにくいよう、デオドラント剤を活用しておくのも有効です。
そのためにできる対策はこちらの4つ。
- 脇汗パッドをつける
- 制汗剤をつける
- 汗をこまめに拭く
- 汗取りインナーを着る
- 機能性ポリエステルの服を着る
ひとつずつ見ていきましょう。
① 脇汗パッドをつける
もっともニオイを発生させやすい脇部分には、脇汗パッドを貼りましょう。
発汗量が多い人は、汗がはみ出すと洋服に汗が染みこんで、パッドがはがれ落ちることもありますので、そんな方は大判タイプを使うことをおススメします。
脇汗パッド自体にもニオイの発生を抑制する抗菌防臭機能がありますので、貼っておくと安心です。
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② 制汗剤をつける
汗をかいてもニオイが発生しにくいように、あらかじめ制汗スプレーやデオドラントクリームを塗っておきましょう。
ジェルやクリームタイプは、肌に直接塗って密着させることができるので、効果の長時間持続も期待できます。
おススメは
【ENAVIS 薬用DAクリーム】
1本 2980円(送料無料)(楽天市場2024年4月時点)
内容量:120g(約3ヵ月分) 制汗に対する有効成分:クロルヒドロキシアルミニウム配合 持続時間:一日一回塗るだけで24時間以上、99.9%の菌を抑制するそうです 無香料タイプなので、好きな香水もつけられますよ |
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③ 汗をこまめに拭く
汗をかいたら、ポリエステルの服に付く前にこまめに拭くのも有効な手段です。
タオルでももちろん良いですが、市販のボディシートを使えば、スーッとして気分もリフレッシュできますよ。
④ 汗取りインナーを着る
ポリエステルの服の下に綿でできた汗取りインナーを着れば、汗で熱がこもることもありません。
ただし、インナーが袖のないタンクトップやキャミソールタイプでは、脇汗がポリエステルの服についてしまいますので、袖ありか脇汗をキャッチするタイプのものを選びましょう。
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⑤ 機能性ポリエステルの服を着る
ニオイが気になっても、快適性からポリエステルのものをどうしても着たい、という場合は、機能性ポリエステルの商品を選ぶようにしましょう。
消臭効果、抗菌効果が備わっているため、汗をかいても臭いにくい素材になっています。
外出先で臭くなったときの対処法
スポーツをする場面以外でも、ポリエステルの服は日常にあふれています。
例えば、スーツや会社の制服もポリエステルでできていますし、あまり着る機会のない冠婚葬祭の服もだいたいポリエステル製です。
仕事中や冠婚葬祭の途中で臭いことに気付いたら、ニオイが気になって気になって、残りの時間が苦痛でたまらなくなってしまいます。
そんな時に役に立つ、対処法をご紹介します。
除菌スプレーをかける
コロナが5類になって、消毒の機会も減ってきましたが、あの消毒液はウイルスだけでなく、菌もやっつけてくれる頼もしい存在です。
脇のニオイを発生させているのは雑菌ですから、除菌スプレーをシュシュッとすれば、発生源の菌類を死滅させることができます。
また、除菌スプレーには消臭作用がプラスされているものもありますので、商品を選ぶ際は、消臭効果があるものを選ぶといいですね。
臭くなったらいつでも対応できるよう、携帯用の小さいサイズを日頃から持ち歩いていれば、いざというときも安心ですよ。
【やり方】
- ニオイの気になる部分の裏側からスプレーをかける
- 表に染みない程度にかけたら、ハンカチやティッシュで余分な水分を吸い取る
これだけでほぼ消臭はできたはずです。
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除菌シートで拭き取る
ウェットタイプの除菌シートを使うのも有効です。
シートタイプなので、スプレータイプのように服がじっとり濡れることもありません。
ポケットティッシュくらいのサイズのものであれば、持ち運びにも便利ですね。
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また、汗をかいたときによく使われる制汗ボディシートですが、殺菌成分を配合しているものや消臭力のあるものであれば、こちらも有効です。
脇部分を拭いたあとに、体のニオイの気になるところも拭けば、Wでニオイを消臭することができます。
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持ち合わせていない場合でも、除菌シートやボディシートはコンビニやドラッグストアにも常に販売されていますので、いざという時は買いに走りましょう。
いっそのこと着替える
運動をしてドライシャツが臭くなったのなら、いっそのこと着替えるのもいいでしょう。
解決策になっていないような気もしますが、実は一番効率的だったりします。
ポリエステルの服はとっても軽いです。
さらに、しわになりにくいので、小さくたためばたいした荷物にもなりません。
たくさん汗をかく夏や、スポーツをするときは、バッグに一枚余分に入れておいてはいかがでしょうか。
ポリエステル Q&A
通気性と吸湿性の悪さから、出てきた汗が皮膚表面に残ったままになり、雑菌が繁殖してワキガ臭が強くなるためです。
また、黄ばみがつきやすい上に、それを落としにくいというデメリットもありますので、直接肌の上に着るのはおススメできません。
どうしても着用したい場合は、通気性と吸湿性にすぐれた綿素材のインナーを着て、ポリエステルに直接汗が付かないようにしましょう。
私は夏場、玉の汗が止まらなくなるほどの多汗症ですが、ポリエステルの服ならすぐにかわくから大丈夫かな、と思い着てみました。
ところが、乾く間もなく、次から次に汗が噴き出してくるので、色が濃くなってしっかり汗染みができましたよ。
ただし、私はひどい大汗かきなので、黒やネイビーのドライシャツを着て、しっかり汗染みができました。
しかも、濃い色の服だと、乾いた後に白く塩を吹いてしまうので、汗をかいたことがバレバレになります。
かと言って、白は乾いた後の塩は目立ちませんが、着用中大汗により透けてくるので、絶対着れないのです。
私同様、大汗かきの方は色選びにもご注意ください。
まとめ
ポリエステルでできた速乾性のドライシャツは、汗をかいても不快感が少ない一方で、雑菌が繁殖しやすいために、ニオイを発生させてしまうリスクがあります。
それを防ぐためには、
- 繊維の奥の皮脂汚れやタンパク質汚れをしっかり落とす
- 汗がポリエステルの服に直接つかないようにする
ことが大切なポイントとなります。
せっかく快適なポリエステルの服ですから、ニオイを気にせず、一日さわやかに過ごしたいですよね。
この記事が少しでもお役に立てたなら、うれしいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。