ワキガじゃないのに脇が黄ばむ、汗染み黄ばみの原因と対策とは

脇が黄ばむ

衣類の脇の黄ばみはワキガ体質の人にとって、悩みのひとつです。

しかし、ワキガ体質でなくても衣類の脇部分が黄ばむことがあります。

 

● 脇部分がぼんやり黄ばんでいてショックだった
● 急にワキガ体質になったのか心配
● お気に入りの白シャツだから、どうにか復活させたい

そう思った経験はありませんか?

 

ワキガ体質じゃないのに、脇部分が黄ばむのには3つの原因があるんですよ。

その原因がわかれば、対策方法もおのずと見えてきます。

 

この記事では、

  •  ワキガじゃないのに脇部分が黄ばむ理由
  •  黄ばみを付けないための対策
  •  ついた黄ばみを落とす方法

などについて深掘りしていきます。

最後まで読んで、お気に入りの洋服を黄ばみから守ってくださいね。

 

書いた人

 

 

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ワキガじゃないのに洋服が黄ばむ3つの原因

脇

鏡に映った自分を見た時、

「あれ?なんか・・・脇部分が黄色い??」
「っえ?ワキガになったの!?」
「まさか今まで気づかないで着ていたの!?恥ずかしい!」

なんて経験はありませんか?

 

ワキガ体質の人は脇が黄色くなりやすいのですが、ワキガ体質ではなくても衣類の脇部分は黄ばみます。

しかしそれは、いきなりワキガ体質になったからではありません。

 

ワキガ体質でもないのに、脇部分が黄ばむ。

そこには、こんな3つの理由があるんです。

  •  汗と皮脂の蓄積
  •  悪い汗に含まれる鉄
  •  デオドラント剤

ひとつずつ見ていきましょう。

 

1:汗と皮脂の蓄積によるもの

衣類の脇の黄ばみは、ワキガ体質かどうかで原因が異なります。

ワキガ体質の場合

ワキガ体質の人の脇の黄ばみは、アポクリン汗腺から分泌される汗が原因です。

アポクリン汗腺から分泌される汗には、リポフスチンという色素が含まれていて、それがもとで脇が黄ばみます。

シミの色は黄色から茶褐色で、範囲がはっきりくっきりとしているのが特徴です。

 

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ワキガ体質ではない場合

ワキガ体質ではない人はアポクリン汗腺はあるものの、その数はごくわずかなため、それにより黄ばみを引き起こすことはありません。

ワキガ体質ではない人の脇が黄ばむのは、

蓄積された汗と皮脂が、酸化されることが大きな原因です

 

暑いときや運動をしたときにかく汗は、エクリン汗腺という汗腺から分泌されるサラサラとした汗です。

ワキガじゃない人の汗は、このエクリン汗腺からの汗がほとんどです。

 

この汗自体に色はついていませんが、洗濯しても落としきれなかった汗や皮脂が蓄積され、繊維に残ったそれらが酸化することで黄ばみとなってあらわれます。

そしてこれらの黄ばみはとても薄く、黄ばみの境界もぼんやりとしていて、範囲がはっきりとしていないのが特徴です。

 

えり部分の黄ばみにも要注意

脇部分に限らず、えり元も黄ばむことが多いです。

えり部分は皮脂の分泌の多い首が触れる箇所ですので、脇と同様黄ばみがあらわれやすいです。

脇の黄ばみに気づいたら、えり元のケアも同時に行うといいですね。

 

2:悪い汗に含まれる鉄によるもの

エクリン汗腺からの汗は、通常99%が水、残りは塩化ナトリウムや乳酸などの成分です。

しかし、普段運動をしていなかったり入浴もシャワーだけで済ませていると、汗をかく習慣がないため汗腺の機能がおとろえてしまいます。

 

汗腺の機能が低下すると、乳酸や尿素、カリウム、マグネシウム、鉄などを含む、質の悪い汗が出るようになるのです。

 

この質の悪い汗に含まれる鉄が、黄ばみを引き起こす原因となります

クギなどの鉄製品は、酸化すると黄褐色から茶褐色に変色しますよね。

その現象が、衣類の脇部分でも起きているのです。

 

3:デオドラント剤(制汗剤)によるもの

脇のニオイ防止や制汗のために、何かしらデオドラント剤を使用しているなら、それが原因である可能性も高いです。

 

デオドラント剤自体に黄ばみとなる成分は入っていませんが、

脇をサラサラにするタルクなどの粉末や成分が、汗や皮脂と混ざり合い酸化することで、黄ばみを引き起こすことがあります

 

しかし、あなたの使っているすべての制汗剤が黄ばみの原因になるわけではありません。

人によって、皮膚の状態や常在菌の種類や数が違うため、原因となるデオドラント剤も人によって異なるのです。

 

もしも、最近新しいデオドラント剤を使い始めて、それに伴い脇部分が黄ばみ始めたのなら、デオドラント剤が黄ばみの犯人かもしれません。

 

とりあえず、一週間ほど使うのをやめてみて、黄ばみがつかなくなったら、そのデオドラント剤が黄ばみの犯人だったということになります。

他の製品に切り替えるか、黄ばみが目立たない色の洋服を着るときにだけ使うようにしましょう。

 

これら3つの原因によって、ワキガ体質じゃなくても脇部分の黄ばみは起こります。

次は衣類に黄ばみを付けないための対策を見ていきましょう。

 

黄ばみを付けないための対策5選

洗濯方法

汗や皮脂の分泌は止めることはできませんが、黄ばみの発生は工夫次第で食い止めることができます。

その方法についてご紹介しますね。

 

対策法は次の5つ

  •  脇汗パッドをつける
  •  肌着や脇汗インナーを着る
  •  洗濯物をためこまない
  •  ぬるま湯で洗濯する
  •  デオドラント剤を見直す

ひとつずつ見ていきましょう。

 

1:脇汗パッドをつける

脇部分の黄ばみのおもな原因は、洋服についた汗や皮脂の蓄積による酸化です。

そうであれば、そもそも汗や皮脂を衣類につけなければよいのです。

それを防ぐために使いたいのが、脇汗パッドなどのアイテムです。

 

脇汗パッドの最大の利点は、使い捨てができて衛生的なところ

ただし、脇汗パッドからはみ出すほどたくさんの脇汗が出た場合は、はがれ落ちる心配もあるので注意が必要ですね。

大汗かきの人は、吸水量も多い、大判タイプを使うのがおススメです。

 

2:肌着や脇汗インナーを着る

こちらも脇汗パッド同様、脇汗や皮脂を洋服に直接つけないためのアイテムです。

 

こちらの利点は、洗って繰り返し着用できること

しかし、それが欠点にもなります。

しっかり洗わないと、汗や皮脂が繊維の奥に残り、雑菌が繁殖してニオイの発生につながります。

洗濯の際は、しっかり洗うようにしましょう。

 

3:洗濯物をためこまない

汚れた洗濯物はためずに、毎日洗うようにしましょう。

汗や皮脂が付着したまま何日も放置していると、雑菌が繁殖する上に皮脂も酸化して黄ばみの出現も早くなります。

洗濯槽いっぱいになるまでため込まず、汚れたらこまめに洗うことを心がけましょう。

 

4:ぬるま湯で洗濯する

黄ばみの原因を作りだす汗と皮脂は、しっかりと洗い落とすことが大切です。

しかし、皮脂は水に溶けにくいため普通に洗うだけでは落ちづらく、きれいに洗っているつもりでも汚れは落ちていません。

 

繊維に残った皮脂や汚れが酸化して黄ばみになるだけでなく、雑菌がどんどん増えニオイの元にもなってしまいます。

 

汚れをしっかり落とすにはぬるま湯がポイント

 

40度くらいの温度で洗濯すれば、皮脂が溶け出してすっきり落とすことができます。

お風呂の残り湯を利用すれば、水道代節約にもなって一石二鳥ですよ。

 

すすぎはきれいな水で

お風呂の残り湯は垢や汚れがたくさん含まれていますので、すすぎはきれいな水道水でおこないましょう。

 

5:デオドラント剤を見直す

前項で述べたとおり、デオドラント剤も黄ばみの原因となります。

思い当たる節があるなら、別の製品を使うようにしましょう。

 

しかし、中身が残っている場合はもったいないので、黄ばみが目立たない色の洋服を着るときに使うようにしてはどうでしょう。

とは言え、肌に合わない時は無理して使い続けないでくださいね。

 

以上の対策法を駆使して、お気に入りの洋服を黄ばみから守っていきましょう。

とは言え、どうしても黄ばみがついてしまうこともあるでしょう。

その場合の黄ばみの落とし方を次はご紹介しますよ。

 

黄ばみを落とす2つの方法

ひらめいた

気を付けていても、気づいたら脇部分やえり元が黄ばんでいた、ということもあるでしょう。

その場合でも、洗濯の仕方によって黄ばみを落とすことができます。

 

その方法はこちらの2つ

  •  酸素系漂白剤につけ置きする
  •  重曹・食器用洗剤ペーストを塗りこむ

ひとつずつ見ていきましょう。

 

酸素系漂白剤につけ置きする

塩素系漂白剤は漂白効果は強いですが、生地をボロボロにしたり、色柄物は色落ちするため、衣類にはほぼ使えません。

そこで活躍するのが、酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)です。

 

酸素系漂白剤は分量を守れば、色柄物にも使え、つけ置きすることで黄ばみを一掃することができます。

ポイントは50℃くらいのお湯を使って、酸素系漂白剤の効果を最大にしてあげることです。

 

【用意するもの】

  •  酸素系漂白剤・・・1リットルに対して小さじ2杯程度
  •  50℃くらいのお湯・・・洋服が浸るくらい
  •  つけ置き用のバケツなど

 

【やり方】

  1.  バケツにお湯と酸素系漂白剤を入れて、溶かします
  2.  黄ばんだ洋服を浸けます
  3.  浸けおき時間はお好みですが、1時間以上はつけておきましょう
  4.  つけ置き液ごと洗濯機に入れて洗い、すすぎは2回おこないましょう

 

重曹・食器用洗剤ペーストを塗りこむ

● 重曹:皮脂やタンパク質の分解に効果がある
● 食器用洗剤:油汚れなども浮かして落とす

このふたつを混ぜ合わせて、パワーアップ洗浄剤を作ります。

それを黄ばみの気になるところへ塗り込んで、汚れを落とす方法です。

 

【用意するもの】

  •  重曹・・・適量
  •  食器用洗剤・・・重曹がペーストになるくらい
  •  いらない歯ブラシ
  •  つけ置き用のバケツなど

 

【やり方】

  1.  重曹と食器用洗剤を適量混ぜて、混合ペーストを作ります。
  2.  歯ブラシで黄ばみの気になる箇所へ塗り込みます。
  3.  バケツに入れて、1時間以上放置
  4.  黄ばみが残っていたら、つまみ洗いをしてください。
  5.  洗濯機で洗い、すすぎは2回おこないましょう。

 

どっちのほうが効果的なの?

おススメは酸素系漂白剤を使った方法です。

実証実験を行った記事がありますので、こちらもあわせてお読みください。

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まとめ

 

ワキガ体質じゃなくても、洋服の脇部分やえり元は黄ばみことがあります。

それはこれらの原因によるものです。

  •  洗濯しても落としきれなかった汗や皮脂が蓄積され、酸化したため
  •  悪い汗に含まれる鉄によるもの
  •  デオドラント剤によるもの

 

黄ばみを防ぐためには、汗や皮脂が洋服に直接つかない対策をとることが大切です。

● 脇汗パッド
● 肌着や脇汗インナー

などを上手に使って、大切な洋服を汗や皮脂から守りましょう。

 

また、汚れたらすぐに洗濯することも、汚れの蓄積を防ぐための大切なポイントです。

黄ばみは出現するまでに時間がかかるため、洗濯も手を抜きがちになります。

しかし、日々の洗濯をおろそかにしていると、気づいたときにはカッコ悪い黄ばみがついているものです。

 

やってみたらわかりますが、衣類の黄ばみ落としは非常に面倒です。

その手間を省くためにも、毎日しっかり洗濯していきたいですね。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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