冬の皮脂臭さは襟元からやってくる
電車に乗っていたら、酸化したてんぷら油みたいなニオイがしてくる
寒い外から暖かい部屋に入ると、もわっとした変なニオイがしてくる
そんな経験はありませんか?
それ、実は衣類の襟元が原因かもしれませんよ。
襟元がにおう3つの理由
理由その① 襟元は皮脂がたっぷり出ている
首、特にうなじや襟元は、皮脂の分泌が激しい頭皮と背中に挟まれています。
つまり、うなじや襟元からもしっかりと皮脂が分泌されているのです。
試しに、一日着用したマフラーやネックウォーマー、ハイネックなどを嗅いでみると、皮脂が酸化したニオイがするはずです。
しかも、ニオイは体温によって温められ放出されるので、強く感じやすくなります。
理由その② 洗い方が雑
シャンプーの時、頭皮はしっかり洗うのに、襟元までは洗っていない。
体はしっかり洗うのに、首は手を抜いている。
そのような適当な洗い方をしていると、大量分泌された皮脂や汚れが毛穴に詰まりっぱなしとなり、酸化して強い皮脂臭を発生させることになってしまいます。
理由その③ 冬はニオイに鈍感になる
寒い空間にいると、人はニオイをあまり感じません。
ニオイの分子自体がきゅっと縮こまっているので、感じにくいのです。
そのため、「あまり臭くないから、まだ洗濯しなくていいかな」と思ってしまいます。
しかし、汗や皮脂はたっぷり分泌されているので、しっかり皮脂臭くなりますよね。
その皮脂臭が暖かい空間へいくと、ニオイ分子がゆるんで「もわ~」っと放出されます。
洗濯されずに蓄積された汚れや皮脂たちが悪臭へと変化し、世に放たれ、嫌なニオイとして感じ取られるのです。
襟元の皮脂臭を減らすために
襟元から醸し出される皮脂臭は簡単な方法で解決できますよ。
対処法その① しっかり洗う
頭皮や体と同様に、襟元・首回りもしっかりと洗うようにしましょう。
皮脂の分泌が激しい箇所なので、手を抜くのはご法度ですよ。
対処法その② ハイネックなどのインナーを着用して、直接皮脂と触れさせない
襟元の肌が触れるマフラーやニット類、コートなどのアウターは頻繁に洗濯するものではありません。
洗濯できないのであれば、直接肌に触れないようにすれば良いのです。
やり方は簡単で、ハイネックなどの洗えるインナーで襟元をガードするだけ。
これであれば、汚れたインナーを毎日洗濯すれば良いだけなのでおススメです。
他にも、ネックウォーマーで首を守るのもよいですね。
風邪予防にもなるので、一石二鳥ですよ。
今回のまとめ
襟元から醸し出される皮脂臭は簡単な方法で防ぐことができます。
・首回りもしっかり洗うこと
・洗えない素材のコートなどに直接肌を触れさせないために、首まであるインナーを着用すること
これだけのことで、襟元・首回りからの不快な皮脂臭をガードできます。
暖かい電車の中や室内などの密室で、人から皮脂臭いなぁと思われないで、気持ちの良い冬を過ごせるとよいですね。